ちょっとしたコツで、乾燥肌から美肌へ

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この時期悩みの中で1番多いのが乾燥肌についてです。乾燥肌といえば秋冬の悩みでしたが、最近は1年を通じて乾燥肌に悩む方が増えています。
でも、乾燥肌の定義や仕組みなどを正確に知っている人は少ないのではないでしょうか?今回は知っているようで知らない乾燥肌のメカニズムをや対処法を紹介していこうと思います。

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乾燥肌とは?
乾燥肌(ドライスキン)は、皮脂分泌量の低下、角質細胞間脂質などの減少により角質の水分含有量が低下している状態です。皮膚の水分は、発汗、不感蒸泄(皮膚または呼気から蒸気として自然に失われる水分)で減少し、体の内側または大気中の水分により供給され、皮膚の保湿は皮脂、天然保湿因子(NMF)、角質細胞間脂質によって保たれています。乾燥肌の皮膚は表面のうるおいがなく、柔軟性がなくなりもろくなっています。年齢、体質、気候、環境やライフスタイルなどの要因が関係していたり、腎不全・粘液水腫・栄養障害、ビタミンA欠乏症など全身の病気から生じることもあります。ネイルリムーバーに含まれるアセトンなどの脂溶性溶剤の接触で過剰な脱脂と角質細胞間脂質の破壊が生じることもあります。遺伝的に角質細胞間脂質の一種セラミドが少ないアトピー性皮膚炎や角化異常を生じる魚鱗癬も乾燥肌を生じる原因のひとつです。
乾燥肌の人の中には皮脂欠乏症(乾皮症)と言われる、皮膚の表面の脂が減少することにより皮膚の水分が減少して乾燥を生じてしまう病気が原因の方もいます。中高年者の手足、特に膝から下によくみられ、皮膚がカサカサしてはがれ落ちたり、ひび割れたりします。誰でも年をとってくると、程度の重い軽いはありますが、皮膚の乾燥が生じてきます。軽い皮脂欠乏症は、病気というより生理的な変化といえるかもしれません。皮脂欠乏症は多くの場合痒みを伴うため、掻いてしまい、赤みやひび割れなどの急性湿疹を生じると皮脂欠乏症湿疹と呼ばれ、医師のもとでの治療が必要になります。また、乾燥すると通常弱酸性に保たれている皮膚のpHがアルカリ性に傾き、細菌が繁殖しやすくなります。髪や衣服が触れる程度の軽い刺激でかゆみを感じる、使い慣れた化粧品で赤くなるなど、刺激に対して敏感になります。

乾燥肌を引き起こす原因

皮膚は通常、皮脂がつくる皮脂膜、NMF(天然保湿因子)、セラミドなどからなる角質細胞間脂質の3つの物質がバリアを作り、紫外線などの外部刺激やアレルゲンなどから肌を守り、肌内部の水分が蒸発しない仕組みを作り出しています。しかし、乾燥肌はバリア機能を壊してしまう原因となります。

①皮脂量の低下

皮脂膜となるべき皮脂の分泌量が低下すると、ダイレクトに刺激が角質層に伝わりやすくなります。皮脂は皮脂腺から1日に約1~2g分泌されますが、環境や体質で変わります。皮脂の分泌を促す男性ホルモンが少ない小児や女性、老人では皮脂量は少なくなります。分泌量のピークは男性で30代、女性は20代に迎え、その後は減少していきます。また血行不良などで代謝が低下すると皮脂の分泌量も減少します。そして、皮脂腺は体の部位により数が違い目のまわりや口元は少なくなっています。

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②NMF(天然保湿因子)量の低下

角質細胞内に存在するNMFはアミノ酸類、乳酸、尿素、クエン酸塩などからなり、水分を抱え込む性質をもっています。このNMFによって細胞内の水分量は一定に保たれるのですが、NMFは日焼け、加齢、睡眠不足、ストレスなどで低下してしまいます。

出典:http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/45_kansouhada/imgs/index/img03.jpg

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③角質細胞間脂質の減少

角質細胞をレンガに例えると、レンガとレンガの間を埋めてセメントの役割を担っているのが角質細胞間脂質です。このセメントが足りない状態になると、雨漏りしやすくなるように、バリア機能が低下するのです。

角質細胞間脂質はセラミドが大部分を占め、他の脂質と一緒に立体構造(ラメラ構造)となり水を挟み込み保水します。角質細胞間脂質が足りなくなると保水機能も低下します

アトピー性皮膚炎の方は、セラミドの量が通常の量と比べて3分の1ほどしかないことが分かっています。これは穴があいた傘を差しているようなもので、刺激に対して無防備で、いろんなアレルゲンが肌に進入しやすいと言えます。

乾燥肌になる原因

①間違ったスキンケア

★こすりすぎ・力の入れすぎ
間違ったスキンケアの中でも、特に乾燥肌の最大の原因になるのが「こすりすぎ」です。もちろん、ゴシゴシ洗いや毛穴パック、スクラブ洗顔などはもってのほかですが、一生懸命スキンケアをしようとすると、ついつい力が入ってしまい、知らない間に角質層を傷つけてしまう場合があるのです。乾燥肌でお悩みの方は、以下のようなことをしていないか、スキンケアの方法を見直しましょう。
クレンジングや洗顔時に、指が肌に触れた状態で何度もクルクルと撫でまわす
ふき取りクレンジングやふき取り化粧水を頻繁に使う
化粧水をなじませる時、しっかりと肌の奥まで浸透させようとパッティングする
クリームをなじませる時、指で塗りこむ
血行を促進するためにマッサージをしている
日焼け止めやファンデーションは叩き込むのではなく、塗りこんでいる
こすりすぎによる刺激は、角質層を傷つけて肌の保水能力を低下させるだけではなく、お肌に見えない炎症を引き起こし、シミ(特に肝斑)を発生させてしまうこともあります。

★クレンジング、洗顔の回数が多すぎる
クレンジングや洗顔をすると、お肌の汚れや余分な皮脂だけでなく、皮脂膜や角質層のセラミドなどの細胞間脂質、NMF(天然保湿因子)も多少洗い流してしまいます。
お肌の水分保持力は、細胞間脂質が80%、NMF(天然保湿因子)が18%、皮脂が2%を担っているので、これらが流出すると、お肌の水分保持力は激減してしまいます。肌には回復する力があるので、よっぽど洗いすぎてなければ、寝ている間にバリア機能が回復しますが、朝に再度しっかり洗顔をしてしまうと、お肌はせっかく回復したバリア機能を再び失うことになります。そのような無防備な状態で乾燥した空気や紫外線、化粧品の添加物などにさらされると、お肌にとっては大きな負担となります。

★乾燥肌は洗いすぎ厳禁
お肌が乾燥しているのであれば、以下のようなことはすぐに中止するのがおすすめです。
朝、洗顔剤や石鹸を使ってしっかり洗顔する
顔を洗う時のお湯の温度が高い
タオルで顔を押さえるのではなく、拭いてしまう
夜のクレンジングや洗顔で、徹底的に汚れやメイクを落としている

★洗浄力が強いクレンジングや洗顔剤を不必要な場所にも使用している
洗浄効果の強いクレンジング剤や洗顔剤であればあるほど、皮脂膜や細胞間脂質、天然保湿成分などを洗い流す作用が強くなります。使用感はお肌に優しく、洗いあがりがしっとりしていても、以下のようなクレンジングや洗顔剤は大量の合成界面活性剤が含まれており、皮脂膜や角質層に大きな負担を与えます。
汚れやメイクとすぐになじみ、濃いメイクが簡単に洗い流せるクレンジングや洗顔剤
軽く拭くだけで簡単に汚れが落ちるクレンジング剤
毛穴汚れや角栓が落ちるクレンジングや洗顔剤
濡れた手でも使えるクレンジング剤

②食生活

バランスよく食べていれば、栄養面や食事、食生活が原因で乾燥肌を引き起こすことはありません。しかし近年は、極端なダイエットや偏食、バランスの悪い食生活、欧米型の食生活が原因で乾燥肌になる女性が増えていると言われています。
細胞間脂質やNMF(天然保湿成分)が十分にある、健康なお肌を保つためには様々な栄養が必要ですが、特に以下のような栄養素は不足しないように注意が必要です。

★たんぱく質
私たちのお肌や身体は、タンパク質から合成されています。そのタンパク質が不足すると、角質細胞の生まれ変わりが正常に行われず、ターンオーバーが遅れがちになります。

★必須脂肪酸
脂質には、私たちの身体では合成できない脂質、「必須脂肪酸」が存在します。必須脂肪酸は、皮膚に限らず、私たちの細胞の「細胞膜」の主な材料です。そのため、必須脂肪酸が不足すると、細胞の生まれ変わりが正常に行われず、当然ターンオーバーが乱れます。

必須脂肪酸には、大きく分けて「オメガ3系脂肪酸(アルファ・リノレン酸系列)」と「オメガ6系脂肪酸(リノール酸系列)」の2種類があります。オメガ3脂肪酸はサーモン、サバ、イワシなどの魚介類に多く含まれており、オメガ6脂肪酸はコーン油、大豆油、ゴマ油、ベニバナ油などに多く含まれています。

「何でもいいので、油を摂ればいい」というわけではなく、オメガ3系とオメガ6系の脂質の両方をバランス良く摂ることが必要です。極端な油抜きダイエットをしている場合、オメガ3系とオメガ6系の、両方の脂肪酸が不足している可能性が高く、魚介類が嫌いな方や欧米型の食生活をしている方はオメガ3系の脂肪酸の不足している場合があります。

★亜鉛
亜鉛は私たちの身体に大変重要なミネラルで、お肌や髪の毛、爪などの健康を維持するのに欠かせません。亜鉛が不足すると、皮膚炎や湿疹、皮膚の傷が治りにくくなるなどの他、脱毛の原因にもなることが知られています。
健康的な食生活を送っていれば特に不足する心配はありませんが、以下に心当たりのある方は、亜鉛不足になっている可能性があります。
単品ダイエットなど、極端なダイエットをしている:亜鉛を食事から十分に摂取できていない可能性があります。
お酒をよく飲む:肝臓でアルコールを分解する際、多くの亜鉛が消費されます。
加工食品をよく食べる:加工食品には、亜鉛を体外に排出してしまう「ポリリン酸NA」という添加物が含まれています。
玄米など未精製の穀物をよく食べる:玄米というと健康に良さそうですが、玄米にはミネラルを体外に排出する「フィチン酸」が多く含まれています。
ベジタリアン:極端なダイエットと同様に亜鉛が食事から十分に摂取できていない可能性があります。更に、未精製の穀物を多く食べている場合は、上述のようにフィチン酸によって亜鉛が体外に排出されてしまいます。

★ビタミン
ビタミン類が不足するとお肌に悪影響があることはよく知られていますよね。特に乾燥肌にとって重要なビタミンは以下の通りです。
ビタミンA:角質層の天然保湿因子(NMF)の生成を促したり、皮膚や粘膜を正常な状態に保つ働きがあります。不足すると角質層の保湿力が低下してしまいます。
ビタミンB群:お肌のターンオーバーを正常に保つ働きがあります。不足するとターンオーバーが乱れ、乾燥やニキビなどの肌荒れの原因となります。
ビタミンE:お肌の血行を促進し、新陳代謝を活発にします。また、抗酸化作用が強く、活性酸素から細胞を守る働きがあります。
ビタミンC:コラーゲンの生成を促し、健全な新陳代謝を保ちます。
お肌のバリア機能を正常に保つためには、様々な栄養素が必要です。極端なダイエットや偏食、欧米型の食事、飲酒や喫煙などに心当たりがある方は、何かの栄養素の不足が乾燥肌の原因となっている可能性があります。

③生活習慣

★睡眠不足
角質層はお肌の水分を保つ上で大変重要な役割を担っています。特に最も重要なのはセラミドに代表される細胞間脂質で、細胞間脂質は、お肌の保湿機能の約80%を担っていると言われています。この細胞間脂質は、ターンオーバーの過程で生成され、角質層内に放出されます。
お肌のターンオーバーを一定の周期に保つ働きをしているのは「成長ホルモン」です。この成長ホルモンは睡眠中に分泌されるので、睡眠時間が不足すると、成長ホルモンの分泌量も低下し、お肌のターンオーバーが遅れがちになります。そのため、睡眠不足によってターンオーバーが乱れると、角質層内のセラミドなどの水分を保持する役割を担っている成分の生成量を減らしてしまうことになります。

★乾燥した空気
お肌が健全であれば、乾燥した環境下でもお肌の乾燥がそれほど進むことはありません。一時的に乾燥したとしても、通常の健康な肌であれば、すぐに回復するからです。しかし、間違ったスキンケアや食生活、睡眠不足などによって角質層の水分保持力が弱まっている状態で乾燥した空気にさらされると、角質層は水分を失い、はがれやすくなってしまいます。

★間違った入浴方法
正しい入浴はお肌にとって大変良いことですが、一歩間違うと入浴が乾燥肌の原因になります。

●熱めのお湯で入浴する・長時間入浴する
皮膚のうるおいを保っているセラミドなどの細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)は、42℃以上の高温のお湯に浸かると、簡単に流出してしまいます。また、既に角質層にダメージがある乾燥肌の場合、お湯の温度はそれほど高くなくとも、水に溶けやすいNMF(天然保湿因子)はお湯に溶け出てしまいます。

お肌が濡れた状態が続くと、角質層がふやけて、余計に細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)は流出しやすくなります。特にさら湯は、お肌の保湿成分の流出が激しいので、注意が必要です。

●ゴシゴシ洗う
ゴシゴシこすって体を洗う、ナイロンタオルで洗う、洗浄力が強すぎる石鹸やボディソープなどで洗うなどの間違った洗い方も、乾燥肌を引き起こす大きな原因の1つです。バリア機能を果たしている角質層は、ラップ一枚程度、約0.02mmの厚さしかありません。よって、ゴシゴシ洗ったり、ましてやナイロンタオルなどの刺激の強いものでこすったりしてしまうと、物理的刺激で角質層がはがれてしまいます。そうすると、角質層内に存在する細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)も当然失われるので、お肌の水分保持力が低下してしまいます。

★肌触りの悪い衣服や寝具
衣服や寝具などのお肌に触れるものが乾燥肌の原因となる場合があります。例えば、冬に着る、目の粗いウールのセーターなどは、お肌に摩擦が生じやすく、角質層を傷つける可能性があります。更に、刺激によってかゆみを生じて、手で乱暴に掻いてしまうと、摩擦によっで角質層がはがれてしまいます。

顔が触れる機会が多い枕カバーやタオルケットなども、寝ている間に知らずに摩擦が生じ、角質層が傷ついている可能性があります。

乾燥肌を改善・予防する方法

①スキンケア

★こすらないで落とせるクレンジング方法を選ぶ
「こすらないでメイクを落とすこと」がとても重要です。お肌のためにマイルドなクレンジング剤を使っても、なかなかメイクが落ちず、こすって角質層を傷つけたのでは本末転倒。なるべくこすらず、短時間でメイクが落とすことを念頭に、適したクレンジング剤と方法を選びましょう。

★クレンジング剤を使い分ける
メイクが濃い部分に合わせて選んだクレンジング剤でお顔全体をクレンジングするのは、お肌にとって大きな負担です。「その部分のメイクを落とすのに必要最低限な洗浄力」のものを、パーツ毎に使い分けましょう。
綿棒やコットンを駆使して細かく丁寧にまつ毛のみにクレンジングをつけたり、下まぶたにコットンを置いたり、目元にワセリンやクリーム、オイルを塗って保護するなど、強いクレンジング剤で受けるダメージを最小限に抑えましょう。

出典:http://mion.me/system/articles/images/000/000/849/medium/43c533d0-3a1d-4b1a-a866-56ab6e7c4c35.jpg?1451280999

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★乾燥がひどい場合はクレンジング剤を使わない
よほど落ちにくいものでなければ、ファンデーションなどのベースメイクは、石鹸だけで十分落ちます。最近はお湯で落とせるマスカラが増えていますが、落とすときの負荷が軽い商品を選べば、強いクレンジングが必要な場面はそれほど多くないはずです。

★乾燥がひどい場合は洗顔は夜のみにする
クレンジングや洗顔によって失われた細胞間脂質、NMF(天然保湿因子)、皮脂は、約24時間かけて修復されます。特に、寝ている間が最も修復が進むと言われています。朝に洗顔剤や石鹸を使ってしっかり洗顔をしてしまうと、せっかく回復した細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)、皮脂が再度洗い流されてしまい、無防備なお肌で日中を過ごすことになり、より乾燥が進んでしまいます。お肌が乾燥気味で皮脂の分泌が少ない方は、朝は水またはぬるま湯ですすぐ程度にしましょう。

夜だけ洗顔を行う方法のメリットは、当然ながらお肌の水分保持力が高まった状態をキープできることですが、皮脂が比較的多い人にとっては、「酸化した皮脂を取り除けない」という点がデメリットになります。乾燥がそれほどひどくなく、皮脂の分泌が多い方や毛穴が気になる方は、朝は洗浄力が弱い洗顔剤や石鹸を使い、Tゾーンなど皮脂が多い部分のみ軽く洗顔をすると、水分保持力の低下を最小限に抑えつつ、酸化した皮脂を落とすことができます。

★お風呂上がりはすぐに保湿する
入浴やシャワーによって、角質層内の細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)は多少流出しています。また、皮脂膜も洗浄剤によって洗い流され、お肌はとても無防備な状態です。入浴後はすぐに保湿をして、お肌が乾燥しないように注意しましょう。

②食生活

★良質なたんぱく質を3食きちんと摂取する
タンパク質を十分に摂取するためには、1日3食、きちんと食べることは重要ですが、現代の日本でよく摂取されている食事では、それでは不十分な場合があります。

●朝食
パンと牛乳、おにぎりとお茶など、忙しい朝は手軽に食べられる炭水化物メインの食事になりがちですが。たまご料理や納豆などの大豆料理、ウインナーやベーコンなどの肉類、焼き魚など、タンパク質が豊富なメニューを加えるようにしてください。

出典:https://www.hotel-castle.co.jp/uploads/kuyoan_breakfast_img1_2014.png

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●ランチ
朝食に続き、パスタやうどんなど、炭水化物が主役のメニューを選びがちです。こういった料理ではタンパク質が不足します。肉か魚料理をメインとした、定食スタイルのメニューを選ぶようにしましょう。

●夕食
お肌をはじめ、全身の細胞は、夜寝ている間に合成や回復をします。そのため、夕食に良質のタンパク質とその仕事を助けてくれるビタミン類をたっぷり摂ることはとても重要です。ダイエット中でも、夕食を抜いたり、野菜のみを食べる、といったことはせず、きちんとタンパク質を摂りましょう。
ただし、寝る直前に食事を摂り、血糖値が上がっていると、寝ている間にお肌を回復させる成長ホルモンの分泌が低下してしまいます。夕食は、遅くとも就寝2時間前までには済ますようにしてください。

★オメガ3系脂肪酸を積極的に摂取する
伝統的な和食は、オメガ6とオメガ3の比率はほぼ3:1で、理想的なバランスでした。ファストフードや揚げ物、スナック菓子などを控え、伝統的な和食、特に魚料理を食べるように意識するだけで、オメガ3系脂肪酸の不足はかなり解消できると考えられます。

魚介類が苦手な人は、サプリメントでオメガ3系の脂肪酸を補うという手もあります。しかし、栄養素は1種類だけではなく、たくさんの種類を同時に摂取することで効率的に働くので、できれば食事から摂取するのが理想的です。ただし、寝る直前に食事を摂り、血糖値が上がっていると、寝ている間にお肌を回復させる成長ホルモンの分泌が低下してしまいます。

オメガ3系脂肪酸はシソ油(エゴマ油)や亜麻仁油(フラックスシードオイル)に多く含まれていますので、こういったオイルを上手く食生活に取り入れるのがおすすめです。

出典:http://healthy0129.com/wp-content/uploads/2013/08/WS000043.jpg

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★亜鉛を摂取する
亜鉛は成人の身体には約2g程度含まれており、鉄の次に体内に多く存在する微量ミネラルです。細胞分裂に深く関与しており、お肌や髪の毛、爪などの健康を維持するのに必要で、亜鉛が不足すると皮膚炎や湿疹などを引き起こしやすくなると言われていて、当然乾燥肌にもなりやすくなります。

亜鉛はアルコールや加工食品に含まれる添加物、玄米など未精製の穀物に含まれるフィチン酸を摂取すると、大量に消費されたり、吸収が阻害されて体外に排出されてしまいます。ダイエット中の方やベジタリアンの方、お酒を頻繁に飲む方、玄米などの未精製の穀物を常食している方は、亜鉛を含む食べ物をより積極的に摂ると同時に、必要に応じてサプリメントで補うなど、不足しないような工夫が必要です。亜鉛は、牡蠣やレバー、牛肉、たまご、チーズなどに多く含まれていますので、お肌と身体のために積極的に摂取するようにしましょう。

★ビタミン類を摂取する
●ビタミンA
レバー、 ウナギ、 緑黄色野菜、卵黄、バターなどに多く含まれ、皮膚や粘膜を正常な状態に保ちます。角質層のNMF(天然保湿因子)の生成を促す働きがあります。普通に食生活を営んでいれば、それほど不足することはありませんが、単品ダイエットなどの間違ったダイエットをしている方や極端に偏食の方は不足が考えられますので、食生活を見直すようにしてください。

●ビタミンB群
お肌のターンオーバーを正常に保ち、不足するとターンオーバーが乱れます。ビタミンB群の中でも、お肌については特にビタミンB2とB6が関わっており、ニキビや肌荒れの治療に処方される場合があります。ビタミンB群はあらゆる動物性、植物性の食品に含まれており、日本人が普通に食生活を営んでいれば、特に摂取量が不足することはないと言われています。しかし、ストレス、アルコール、妊娠、授乳、加齢、炭水化物や甘いものの過食、激しい運動等はビタミンB群を大量に消費させてしまいます。心当たりのある方は、ビタミンB群を意識的に摂るようにしましょう。

●ビタミンE
お肌の血行を促進し、新陳代謝を活発にします。また、細胞膜の脂質に存在し、細胞膜を活性酸素から細胞を守る働きがあるといわれており、私たちの身体を形成している約60兆個の細胞全てにとって大切なビタミンです。
ビタミンEは、アーモンドやくるみなどのナッツ類、いくらやウナギ、イワシなどの魚介類、アボガドなどに多く含まれています。
ビタミンEは脂溶性ビタミンのため、血液に溶けこんで全身に運ぶことができません。そのため、小腸で体内に吸収された後、「リポタンパク質」と呼ばれるタンパク質の中に吸収されて全身に運ばれていきます。摂取したタンパク質が不足していると、全身にビタミンEを運ぶことができなくなってしまいますので、ビタミンEと同時に、タンパク質も十分に摂取するようにしましょう。

●ビタミンC
脂溶性のビタミンEとは異なり、ビタミンCは水に溶けるため、血液によって全身に運ばれます。全身に運ばれたビタミンCは、コラーゲンの生成を促進したり、体内の活性酸素を除去したり、酸化した細胞内のビタミンEを元に戻す作用があります。そのため、ビタミンEと一緒に摂取することで相乗効果があります。
キウイフルーツやイチゴなどの果物の他、パプリカやパセリ、芽キャベツ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜にも多く含まれていますが、熱や空気中の酸素に弱く、調理や加工の工程で多くが失われてしまいます。ビタミンCを効率よく摂取するためには、以下のような工夫が必要です。
・生で食べることできるフルーツや野菜は、なるべく生で食べる
・生で食べるフルーツや野菜は食べる直前にカットする
・調理をする場合は、加熱はなるべく短時間にする
・煮物などはビタミンCが煮汁に流出するため、煮汁も一緒に食べる

出典:http://www.sportsoasis.co.jp/img/dict/img11342076381.jpg

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★サプリメントから栄養を摂取する
●プロテイン
食事からタンパク質を摂取すると、お肌に必要な栄養素が複合的に摂ることができます。しかし、「今日はタンパク質が十分摂れなかった」という日に、「足りない分の補完」として、不足分をプロテインパウダーなどで補うなどの使い方をするのは良いでしょう。その際、選ぶプロテインは、糖分や余計な添加物などが入っていない、質の良いものを選ぶようにしましょう。

●オメガ3系脂肪酸
こちらも食事から摂取することが基本ですが、魚嫌いやアレルギーで魚が食べられないという方、魚介類を食べない文化の国に長期で旅行や出張をするなどの場合は、オメガ3系脂肪酸をサプリメントや健康食品を利用するのはおすすめです。
・EPA(エイコサペンタエン酸)
・DHA(ドコサヘキサエン酸)
・亜麻仁油(フラックスシードオイル)
・フィッシュオイル

●亜鉛
亜鉛はアルコールや加工食品の添加物で消費されたり、ミネラルの吸収を阻害する成分が含まれる食品と一緒に食べると、吸収されずに体外に排出されてしまいます。亜鉛が豊富に含まれる牡蠣などの食品を積極的に食べたり、大量消費を招くアルコール摂取などを控えるようにしましょう。サプリメントで摂取する場合は、過剰摂取にならないよう注意し、厚生労働省が推奨する1日当たりの上限値、15mgを上回らないように注意が必要です。

●マルチビタミン
ビタミンはお互いに作用し、相乗効果を生み出すので、総合的に摂取することがおすすめです。そのため、まずはマルチビタミンを摂り、その上で、特に不足するビタミンがあるようであれば、個別に補うようにしましょう。例えば喫煙者の方は、タバコを1本吸うと、25mgのビタミンCが消費されてしまいますので、ビタミンCを単体で追加摂取するとよいでしょう。

③生活習慣

★深い睡眠をとる
「22時から2時はお肌のゴールデンタイム」というのをよく耳にするかと思います。これは以前、「成長ホルモンはこの時間帯に多く出る」と言われていたためです。しかし、近年の研究では、成長ホルモンは決まった時間に出るのではなく、「就寝後、最初のノンレム睡眠90分と、レム睡眠90分の合計180分間(3時間)」の間に多く分泌されることが判明しました。大切なのは、寝る時間ではなく、「寝始めてから3時間をいかに深く眠るか」なのです。就寝後3時間を有効利用する眠り方をするためには「質の良い睡眠をとるためにできる10のこと」を確認してみてください。

★ぬるま湯に短時間での入浴を心がける
熱めのお風呂やシャワーのお湯や、長時間の入浴は、角質層をふやかし、細胞間脂質(セラミドなど)やNMF(天然保湿因子)を流出させてしまいます。お風呂やシャワーは38~39℃くらいの温度に設定し、お風呂に浸かるのは20分程度に抑えましょう。

出典:http://www.skincare-univ.com/images/articles/10766/10766-1.jpg

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★洗い方に気をつける
摩擦と洗いすぎは乾燥肌の最大の原因です。以下のような点に注意し、こすりすぎと洗いすぎを防ぎましょう。
手足や腰、お腹周りなど、皮脂の少ない部分はボディソープや石鹸を使って洗う回数を減らす(2~3日に1回にする)
毎日洗いたい場合は、洗浄力がマイルドなアミノ酸系の界面活性剤を使ったものを使う
タオルなどでゴシゴシこすらず、よく泡立てた洗浄剤を手のひらで伸ばすようにして洗う

★衣服や寝具に気を配る
ウールなどの刺激の強い繊維の衣服を着用する場合は、コットンの肌着を着て直接肌に触れないようにしましょう。また、枕カバーやタオルケット、掛布団カバーはお顔や首まわりの皮膚に触れます。寝ている間にこすれたり、刺激を感じて掻いてしまうといったことがないよう、肌触りのよいものを選びましょう。

★空気の乾燥や暖房機に注意する
角質層が健全でれば、空気が乾燥しても、お肌自体の水分保持力で乗り切れます。しかし、既に角質層が損なわれてしまっている乾燥肌の場合、水分を保持する力が弱いため、空気の乾燥は大きなダメージとなりえますので、以下のような点に注意しましょう。
スキンケアでしっかりお肌を乾燥から守る
お部屋の広さに合った加湿器を使い、湿度を保つ
エアコンの設定温度を高くしすぎない
コタツや電気毛布はなるべく使わないい
コタツや電気毛布は盲点になりがちな暖房器具ですが、お肌に熱を加えると、乾燥させるだけではなく、熱の刺激によってかゆみを生じ、掻くことで余計角質層を傷めることがあります。

お部屋の加湿に関しては「乾燥の気になるこの季節!!今すぐできる部屋の乾燥対策」を参考にしてみて下さい。

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ABOUTこの記事をかいた人

LEGOOL(レグール)開発者。 株式会社オスモティックジャパン代表取締役社長。1982年生。順天堂大学スポーツ健康学科卒業後、身体均整法学園入学。2007年「きたの均整院」開院。 ツボや経絡に代表される東洋医学の活用法と、西洋医学の神経系の分布に基づいた運動学、オステオパシーの手技を取得し、ボディーデザイナーの称号を得る。また現在注目のオスモティックセラピーを独自で開発し、ミラノコレクションモデル、日本代表アスリートからの支持を得ている。